歯ぎしりくいしばりの自覚がある人が知っておくべき3つのリスク
〜放置したらダメな理由
でも、どこも痛くないしそのままにしていて大丈夫でしょうか?
歯ぎしりくいしばりしている人は、多いんです!
日本人は2〜3人に1人と言われています。歯ぎしりくいしばりする人は
しない人に比べて、すごくリスクがあるんですよ!
今日はこのリスクについて
お話しま〜す。
この記事を読むことであなたが得られること
01:歯ぎしりくいしばりをする人にはどのようなリスクがあるのか?
リスク1:睡眠が浅い?
リスク2:歯の病気になりやすい?
リスク3:精神的ストレスがある?
02:歯ぎしりくいしばりの本当の原因とは?
歯医者では解決できない本当の原因
そもそもなぜ人はストレスを感じるのか?
03:歯ぎしりくいしばりを自覚しているあなたがとるべき対策とは?
自分に今どの程度の歯ぎしりくいしばりによる問題があるのかを把握すること!
歯ぎしりくいしばりによる危険な症状リスト
04:まとめ
この記事を書いている、わたしTOMは、現役の歯科医師です。
20年以上の臨床経験がありますが、
その経験の中で、歯ぎしりくいしばりをしている
患者さんをたくさんみてきました。
その私が、日ごろの臨床で患者さんに
お伝えしていることも含めてお話していきます。
歯ぎしり食いしばりをする人にはどのようなリスクがあるのか?
ズバリ!キーワードこの3つ!!!
・睡眠・歯の病気・ストレスです。
では、1つづつ解説していきますね。
リスク1睡眠が浅い!!?
もし、あなたに・・・
「歯ぎしり・くいしばり」の症状がある場合
「あなたの睡眠は浅い!」可能性があります。
ご存知かもしれませんが・・・
人間は「深い眠り・ノンレム睡眠」と
「浅い眠り・レム睡眠」を交互に繰り返します。
深い眠り時は、筋肉の動きは抑制され、
眠りが浅くなると抑制が解け、
その拍子に頬の筋肉が動き、
歯ぎしりが起こると言われています。
つまり・・・
グッスリと深く眠れる人の方が、
浅い睡眠を小刻みに繰り返す人に比べて、
「歯ぎしり・食いしばり」をする時間帯が
短くて済むということなのです。
一般的に睡眠が浅いことで
疲れが残りやすかったりすれば免疫力が落ちるし
翌日に眠気がおそってきて
日常生活で困る人もいますよね。
リスク2:歯の病気になりやすい!!?
あなたは、「歯が痛い!」と感じた時
歯医者に行って、虫歯の治療を受けますね?
その虫歯!
知らないうちに歯に力が加わったことが原因で
症状が進行してしまったのかもしれません!
このように、単に虫歯一つをとっても、
「歯ぎしり・くいしばり」が起きることで
歯に「危険な力」が加わり
歯の表面に亀裂が入ることがあります。
その亀裂の近くに虫歯菌がいれば・・・
「これ幸いと!」虫歯菌はその亀裂から
歯の中に侵入してきます。
歯茎の病気(歯周病)に関しても
「歯ぎしり・食いしばり」による「危険な力」で
歯が揺さぶられ、歯周病がひどくなったり
これが前歯だと、出っ歯になる原因になったり。
いいことないですね〜
だから、歯ぎしり食いしばりする人は
歯にかかる「危険な噛む力」を
コントロールすることが必要なんです!
リスク3:精神的ストレスを抱えている可能性が高い!!?
「歯ぎしり・くいしばり」の一番の原因は、ズバリ!
精神的ストレスです。
精神的ストレスは、歯ぎしり・くいしばりが
なくても減らしたいものですが・・・
精神的ストレス以外であげられる「歯ぎしりくいしばりの原因」とは
・遺伝
・飲酒
・スポーツをする、力仕事をする際の食いしばりの癖がある
・噛み合わせが悪い
・眠りが浅くなる疾患がある(睡眠時無呼吸症候群、逆流生食道炎など)
一般的にはこのように言われていますが、
歯ぎしりくいしばりは
精神的ストレスが起こしている!と私は考えています。
そして
精神的ストレスには、
あなたの『せんざい意識』が大きく関わっているのです。
歯ぎしりくいしばりの本当の原因とは?
歯医者では解決できない本当の原因
現在、歯ぎしりくいしばりをしているあなたには
精神的ストレスがかかっている可能性が高いです。
歯ぎしりくいしばりが「精神的ストレス」が原因であろう・・
って記事が多いですよね。
でも精神的ストレスの根本の解決策はどこにもなさそう・・
そう!!「歯ぎしり・食いしばり」の一番の原因は、
精神的ストレスです。しかしながら歯科医師には
精神的ストレスにアプローチする術がないんです。なぜなら、大学では教わっていないから!私が心理学や脳科学を勉強し、わかったこと・・その根本の解決の手がかりは、せんざい意識に隠れているということ!
職場で嫌な上司がいていつも怯えている・・
いつも自分の言いたいことを言えないで我慢している・・
などなど。
人間誰しも『悩み』がありますが
そんな時は歯ぎしりくいしばりしていそうですよね。
そもそも、なぜ人は「ストレス」を感じるのでしょうか?
誰にでも「〇〇であるべき!」という
自分の中のマイルールがあります。
自分のマイルールからずれた行動をする人や
出来事を見ると人は「イライラ」して
人を責めたり・・・
うまくいかない自分を責めたり・・
と、ネガティブな感情を抱くのです。
そのマイルール・・・
どうやってできたのでしょうか?
小さい時に経験した出来事で
何かを感じ、
その幼いあなたが作った信じ込み
が潜在意識に溜まっています。
そして、それがあなたのものの見方や捉え方
に影響を与えているのです。
例えば、あなたが
「男はメソメソ泣くべきではない!!」
という信じ込みを持っていたら
目の前で転んで、膝をすりむいた我が子に
「男の子は泣いちゃダメ!」と怒るかもしれません。
あるいは自分が小さい頃、
親に許してもらえなかったことを
自分の子供がやっていたら
自分は我慢していたことを平気でやっている・・
それを素直に受け止めれますか?
なんだかモヤっとしそうですよね。
自分にマイルールがたくさんある人は
それだけ人を許す許容度が小さくなってしまいます。
だから人間関係でも問題が起きやすくなるんです。
今ある「悩み」や
歯ぎしりやくいしばりの原因であるストレスは
あなたのせんざい意識
にその理由があるんです。
歯ぎしりくいしばりを自覚しているあなたがとるべき対策とは?
もし、今あなたに何らかのあごの不調があるならば・・・
今すぐ対策を立てましょう!
なぜならば、放置することで将来はもっと重度の
「顎関節症(がくかんせつしょう)」に
なってしまうから。
顎関節症が怖い理由、それは・・・
知らず知らずのうちに症状が進行してしまうこと!
自分に今どの程度の歯ぎしりくいしばりによる問題があるのかを把握すること!
今のあなたの状態は
どの程度の「顎関節症」なのか???
それが非常に重要です。
・その症状は最近、出始めましたか?
(朝起きてあご周りが強張ってる・・とか
噛むとあごが痛いとか・・)
・たまに耳の前が痛くなることがある・・
これくらいの症状なら、
早めに「心の問題」を解決して
あご関節にかかる「危険な噛むチカラ」を
減らすこと!これを優先的に行ってもいいでしょう。
初期の段階ならば・・・
「心へのアプローチ」だけで
「歯ぎしり・食いしばり」の症状がなくなる
可能性があるからです。
しかしながら・・・
下記のような症状があるのなら要注意です!
歯ぎしりくいしばりによる危険な症状リスト
□口が開かなくなったことがある
□口が閉じなくなった事がある
□歯科治療で長時間口を大きくあけるのが苦手
□口を大きくあけれない
□耳鳴りがする
□味覚がおかしい
これらの症状は、あご関節にある軟骨や骨に
異常が出ている可能性が高いのです。
ここまでくると、これ以上ひどくならないように
まずは「マウスピース」を入れる必要があります。
放っておくと危険なのです!!!
そもそもの顎関節症の原因とは、
歯やあごに加わる
「危険な噛むチカラ」です!!!
そして、「危険な噛むチカラ」を起こす原因は
「精神的なストレス」による「歯ぎしり・食いしばり」!
ここで大事なのが、
「マウスピースを入れるだけではダメ!」
と言うことです。
顎関節に「危険な噛むチカラ」が加わり続けないように
「精神的ストレス」を解決することが必要不可欠なのです。
あごの病気になってしまうと・・・
「しっかり焼いた美味しいお肉が食べれない!!」
「美味しいフランスパンのバゲットサンドが食べれない!!」
など、「食事の楽しみ」が奪われ・・・
「人生のQOL」が低下してしまいます。
若い時に対策をしておけば、
これからの人生100年時代は
充分に健康で素敵な理想の人生を歩めるはず!
この記事の読者のあなたには、
ぜひそんな人生を送ってもらいたいと思います。
まとめ
・歯ぎしり・くいしばりの原因は
実は「精神的ストレス」である。
・それが理由で・・・
眠りが浅くなり、またまた寝ている時無意識に
「歯ぎしり・食いしばり」をしてしまう。
・歯ぎしり・くいしばりが原因で
歯が傷つき、虫歯や歯周病が進行して
しまうことも!!!ある。
・そしてこれを解決するには、 精神的ストレスの根本である
「〇〇であるべき!」というマイルールの起源を
洗い出していくことで解決策が見えてくる!
この記事であなたが
歯ぎしり・くいしばりのリスクから
卒業するきっかけになれば嬉しいです。
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